12/10/2011

San's Best Friend Family

息子の大親友の家族が日本食が大好き!ということで我が家で日本食Partyをしました。

ご主人は仕事で何度も京都に行ったことがある人で、お気に入りの日本茶は”柳桜園”、という半端じゃない日本通!!
奥様もArtisticで、本当に素敵な人、今では妻のBest Friend!

Baltimoreに来て本当に良かったなあ、と思える楽しい時間でした。


食後に妻がお茶を振る舞いました。
Super HeroとBarbieが大好き!!


ACCM Research Day

私の臨床研究のPrinciple InvestigatorであるBossは、Cardiac AnesthesiologyのProfessorなので、私はAnesthesiologyにも所属しています。
先日、ACCM(Anesthesiology and Critical Care Medicine) Annual Research Dayが開催されました。
JHHのACCMだけの会にも関わらず、90近い数のPoster Presentationが行われました。
ということで、Pilot studyの結果を発表しました!


12/01/2011

帰国子女

最近、息子と娘の英語力が急に伸びてきた。
娘に発音を指摘されることもしばしばである。


高校1年生の時、帰国子女の女の子と知り合い、大きなカルチャーショックを受けたのを覚えている。とても新鮮で、色々なことが素敵に見えた、、、。
その後、その感情はかなり屈折し、”帰国子女なんて、たまたま海外に住んだことがあって、ただ英語がしゃべれるだけじゃん!”、、、。
大学受験当時、慶応の湘南藤沢キャンパスに新設された学部がとても人気があった。
そこは偏差値ももちろんだが、高い英語力が要求された。
当然、帰国子女の割合も高かった。
”偏差値40からの大学受験!”だった小生は、この状況を妬んだのだろう。
(もしかしたら、高校1年生の時、あの子にフラれたことが原因かもしれない!?)


自分の子供が海外の幼稚園で頑張っている姿を見て、妻が言った。
”努力も苦労もせずに、英語がしゃべれるようになるわけじゃないよねえ”
うちの子供達も本当に大変だったと思う。
きっと日本に帰ってからも大変なんだろう。


Thanksgiving Dayの午後、公園で知らない外国人とStar Warsごっこをしている息子を見て、思わず目頭が熱くなる父でした。


Grand Parents Day
頬杖をつくブルーのベストが息子
向こうの右から4番目が娘

さあ、Black Fridayのお買い物だ!!



11/22/2011

一時帰国

心臓血管外科専門医試験のため一週間ほど単身で日本に一時帰国しました。
思った以上に、このBlogのことを皆が知っていて、とっても嬉しかったです。


日本を離れて1年半、、、
結婚した後輩、できちゃった結婚する同僚、待望の子供ができた親友、離婚した同級生、店を閉めることになった友人、職場を変えた後輩など大きな変化を迎えた人々、これから大きな変化を迎える人々、そして変わらず応援してくれる先輩、恩師、親戚、弟、そして両親、、、。
とにかく自分を大切にしてくれた人のことを、全身全霊、大切にしていこうと、改めて思った一時帰国でした。


今回お会い出来なかった皆様、次回は是非!!

11/05/2011

Principal Investigator と Corresponding Author

今回は留学らしいAcademicな話。


論文には、Corresponding Authorを記載します。そして、自分がFirst Authorの論文でも、Corresponding AuthorにはPI; Principal Investigatorの名前が記載されます。
Clinical ResearchにおけるPIとは、IRB: institutional review board (治験審査委員会)の認可申請を得て、NIHなどのResearch Grantを獲得し、Researchに関する全責任を負う人です。
論文では、PIはCo-Authorの最後に名前が載ります。


USでResearchの経験のある人なら、当たり前のことと思われるでしょうが、日本とはちょっと違いますよね。
いつか自分の名前がPIとして論文の最後に載ることを想像すると、とっても興奮します!
PI、うーん、何ともAcademicで魅力的な響きだなあ。


ということで、分かる人にだけ分かる話になってしましたが、とにかくMasaがFirst Authorの論文を2編投稿しました!3編目も投稿間近!!どうか全部希望のJournalにAcceptされますように!!!



10/30/2011

Happy Halloween!!

”Trick or Treat!”
本日はBonnie Ridge Apartment 日本人サークルのHalloween Paradeでした。
吉田家と共にお世話係、頑張りました。
昨日は10月というのに小雪がちらつく悪天候でしたが、本日は晴天!
子供達もとっても楽しそうで、よかったよかった!

Captain AmericaとWedding Dressでノリノリの二人
吉田家と一緒に。
KetchupとMustardでHotdog!

10/24/2011

Running

アメリカに来てからこっそりRunningをしています。


日本では忙しいのを言い訳に、全くと言っていいほど運動してませんでした。よって当然ですが、最初は15分程度のRunningで全身筋肉痛でした。それでも頑張って細々と続け(冬の間は結構さぼってしまいましたが)、最近では週2回、1時間程度走れるようになりました。


週末の朝、最近妻に買ってもらったRunning shoesを履いて軽く汗を流すのは、近所でもとっても気持ちがいいもんです。
ましてや、旅行で訪れたNYCのCentral Parkや、Washington DCのPotomac Parkを走るのはとっても贅沢な気分になります。


”やりたくてもやらずにいた事は全部やろう!”と決めたアメリカ留学生活。Runningはそんな留学生活で始めた事の一つです。





10/18/2011

10月の休日

楽しかったBaltimoreの夏も終わり、短い秋がやってきました。11月になるとSummer Timeも終了し、あっという間にDepressiveな北米の冬がやってきます。
ということで、先週末は秋の休日を満喫すべく、Philadelphiaに行ってきました!
PhiladelphiaはWashington DCの前の首都で、全米5位の大都市なのです。


まずは土曜日、友人のJuliaご推薦"Please Touch Museum"へ。Children Museumなんですが、本当に広くて子供が飽きない工夫が満載でした!



そしてPhiladelphiaといえば、皆さんご存知の土肥くん。
今回は海城高校時代の同級生でアメリカンフットボール部だった、ホウさんこと本村くんに16年ぶりに再会しました!
超エリート弁護士ホウさんは、この7月からChicagoのLaw schoolに留学中で、偶然FaceBookでお互い留学中であることを知り、今回再会を果たしました。
いやあ、マジ楽しかったっすねえ、ホウさん!!


Philadelphiaを後にして、日曜日はHalloweenのためのPumpkin Pick!
近くの農園へ友人のMere's Familyと。本当にsweetなMereでした。


ちなみに帰宅後は洗濯物をタタミながら、TVでRavens戦を観戦!
Ravensも勝利し、ああ、幸せな週末だなあ、、、。


9/30/2011

Visitors to JHH from Japan!

今月は日本から3名の心臓外科の先生方がJHHにいらっしゃいました!
2週前に順天堂大学の森田先生と横山先生、先週は茨城県立中央病院の島村先生がいらっしゃいました。


JHHに来てDr. Cameronと会った人は、きっと同じ2つのことを感じて日本に帰られると思います。
それは、”How old is he? ” 
もうひとつは、”I've never seen such a gentle and honesty cardiac surgeon!"
そうでしょ、先生方!!?


とにかく、楽しいBaltimoreの夜をありがとうございました!!

島村先生とDr. Cameron
うーん、貴重な一枚だ!
Baltimoreの夜景

9/11/2011

9.11 Ravens Amazing Game!!

ついに、NFL Baltimore Ravens vs. Pittsburgh Stealerstとの開幕戦に行ってきました!
宿敵Stealersとの開幕戦、さらに今日は9.11から10年ということもあり、試合前のセレモニーから異常な盛り上がり!Philadelphiaの土肥と二人で、テンションは最高潮!!

試合は1Q 1st シリーズのRavensのTouch Downから始まり、Big Playの連発でほとんど立ちっぱなし、叫びっぱなし!!35-7でRavensの大勝利!!!

こりゃ癖になるよ、なあ土肥!


息子もRavensが大好き!いつか一緒に行こうね!

Ravensの選手入場

試合終了後の二人。
もう最高!!アメフトやっててよかったなあ!
(大学時代は土肥QB、俺TE/OLBでした)

9/06/2011

VIVA! MITSUWA!!

9/5がLabor Dayの祝日で、三連休。ということで、NJ & NYCに車で片道3時間半かけて、渡米中の妻のお母さんと一緒に行ってきました!


NJには”MITSUWA”という、素晴らしい大型日系スーパーマーケットがあります。去年渡米したばかりで訪れたときは、「そんな騒ぐほどのところじゃないじゃん!」と妻と一蹴。ところが半年経った頃に訪れた時には、家族で大興奮!1年経った今では、もう中毒!!


開店と同時に店内に入り、妻は懐かしい日本の食材を買い物かごに!そして子供達は隣接した”三省堂”で仮面ライダーとプリキュアの雑誌!!その後は待望の”山頭火”のラーメン!!!ああ、幸せ、、、。


Baltimoreの夏も終わり、心機一転、お仕事頑張るぞ!


NYCのToysRus内の観覧車

NJのMITSUWAから観たManhattan
今ではManhattanの喧噪より、混雑したMITSUWAのほうが好き!

8/31/2011

アイリーーーーーン!!

ということで、4日間停電でした!4日間ですよ、4日間!!
27日に北米に上陸した台風、その名もアイリーンにより、Baltimoreの我が家は31日15:00頃まで停電生活でした。強制避難命令まで発令されたNYCの友人宅でさえ、停電してないのに、、、。ちなみにapartmentの向かいの棟はずっと電気ついてました。


27日の昼過ぎから雨が降り始め、28日未明に最もBaltimoreに近づくということで、週末どこも行けないので、自宅で子供達と映画を観よう!ということになり、以前から欲しかったApple TVをついに購入!!さあ来い、アイリーン!大画面で仮面ライダーオーズの最終回を観るぞ!!
しかし電気が無ければ、ただの黒い箱、、、。結局一番役に立ったのは妻のアロマキャンドルでした。


Johns Hopkins Hospitalは当然のように29日の月曜日から通常業務。信号機は所々で消灯し、Professorも「Masaのうちも停電?俺んちも停電中だよ!」などと笑いながら話し、通常業務。何なんだこの国は!っていうか Baltimoreは何やってんだ!!などと騒いでもしょうがないので、毎日子供と8:00に寝る生活でした。


この1年で、なんだかとってもおおらかになった自分に気付いたMasaでした。



8/08/2011

NFL Ravens

いよいよ今週からNFLのPre-Seasonが開幕します!
卒業してからFootballとは縁遠い生活をしていましたが、今ではすっかりBaltimore Ravens Fanです!去年はStadiumに行けず、#52 Ray Lewisのジャージを着てTVの前で応援でしたが、今年は9/11のRavens vs. Steelersの因縁の開幕戦に、Philadelphiaに留学中の土肥君と行きます!!


どうでもいいですが、彼とは小学校の塾3年間(大倉山学院)、海城高校3年間(二人でアメフト部Dolphins)、予備校1年間(河合塾駒場校)、昭和大学6年間(二人でアメフト部Mad Dogs)の時間を共にしてきました。そしてまさかの北米留学2年間!どうか来世では別々の国に生まれますように、、、。


とにかく、9月11日からのSundayは、Baltimoreと私は、妻の小言に耐えながら、Ravens Purpleに染まるのです!




土肥とBurger King in Baltimore

3人で好きなコスチュームでポーズ!

8/01/2011

山本五十六

やってみせて、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
山本 五十六




7/29/2011

低侵襲心臓手術

今月、Johns Hopkins HospitalでTAVI: Trans percutaneous Aortic Valve implantationの第1例目が行われました。従来の大動脈弁手術は、人工心肺を用いて心停止で行われてきましたが、今回の方法は人工心肺を用いず、心拍動下に経カテーテル的に大動脈弁を移植するという方法です。
5年前にヨーロッパ心臓外科学会でこの方法を初めて見たときは、会場が何ともいえない異様な雰囲気になったのを覚えています。
心臓外科の分野では、大動脈瘤に対するステントグラフト治療などの低侵襲手術が大きなTrendになっています。今回のTAVIもその一端を期待される治療方法です。


でも私は、”ガーと切って、心臓ドクドク、んでもってドリャー!”っていうのが好きで心臓外科の医局のドアを叩きました。一般外科研修でも、腹腔鏡手術の上達しないことと言ったら、滅多に開腹しないことで有名な石田先生が見かねて、「開けるか?」と言うほどでした。


USの多くの施設では、循環器内科のinterventionistが主導し、心臓外科医がsupportするという体制でこの手術が行われているようです。このような低侵襲手術の登場で、外科医に求められるものが、今後変化していくことになるでしょう。


でも私は、自分の”ゾクゾク”体験にしか、一生懸命になれない性格なんです。
せめて、”シューと切って、心臓ドクドク、んでもってスーッ〜”くらいでお願いします!
何言ってんのかわかんない!!








7/21/2011

Best Hospitals 2011-12: the Honor Roll - US News and World Report

JHHが21年連続、全米病院ランキング第1位!
Cardiology & Heart SurgeryはCleveland, Mayo Clinicに次いで第3位!!
う〜ん、Cleveland, Mayo Clinicってどんなところなんだろう?


Best Hospitals 2011-12: the Honor Roll - US News and World Report


正面玄関

2012年完成予定の新病棟



7/14/2011

Fellows in JHH

USでは、7月が年度初め。新しいResidentやFellowらの登場です。
OR(手術室)で仕事をしているので、自分が出会うのは心臓外科と麻酔科Fellowです。
去年は来たばかりで、Fellowのことなど気にする余裕は当然ありませんでしたが、今年はいろいろおもしろいことに気付きます。


そのひとつに、先月までは麻酔科Fellowだった人が、Attendingになったケースがあります。
Cardiac Anesthesiology OfficeのBossのところに行くと、それまではFellow Room(3、4人の共同の部屋)にいた彼女が、Bossと同じ様な立派な一室に。聞くと、秘書もついた様でした。
その彼女の記念すべき一例目は、Redo sternotomy・Low EF・LVAD implantation (再手術・低心機能の人工補助心臓植込み手術)でした。要するに、麻酔科医としては、とっても大変な手術です。自分のMonitoringをしながら、そのうち誰かHelpに来るのだろう、と見ていましたが、結局最後まで彼女一人。新人ResidentとFellowに指示を出しながら、NO(一酸化酸素)・IABPを装着しICUへ帰室。その日、うちのBossはRoom Freeで、Officeで一日Desk Workをしていました。


USではFellowを終えればAttendingとして外科医も独り立ちします。当然誰でもAttendingになれるわけではありませんが、日本よりずっとはっきりしています。
心臓外科医として独り立ちするには?と日本の若手外科医に聞いたら、多くの若手外科医が、施設のトップになることだ、と答えるでしょう。
なぜなら、一つの施設に何人も独立した心臓外科医がいて、それぞれが責任をもって手術をする、などという文化が日本には無いからです、、、。


LVAD implantationの患者さんは翌日人工呼吸器を離脱し、術後monitoring中は雑談していました。



7/09/2011

偉大なる妻の名言集〜その1〜

ご存じの方も多いと思われますが、私の妻は偉大である。


妻曰く、妻は仏教の輪廻転生でいうところの、”仏”に最も近い存在であるようだ。
つまり現世までに、かなりの”業”を積み、輪廻を繰り返しており、おそらく来世では”仏”になるであろう、ということだ。その妻の最後の修行が、私との結婚であるようだ、、、。
妻曰く、私は前世までは人ではなかったそうだ。つまり現世で初めて人となった、”仏”から最も遠い存在であるそうだ。偉大な妻の言うことだから、間違いないだろう、、、。


妻曰く、私は車、土地そして住居といった財産をもってはいけないようだ。
人は何かを手に入れた時、何かを失うものであり、全てを手に入れることはできないのだそうだ。望むものを手に入れたいのであれば、他はあきらめろ!ということである。
したがって、車は走ればよろし(実際、私は分をわきまえ?、一度も自分の希望する車には乗ったことがない)、住居は住めればよろし(分譲マンションなどの不動産は、まだまだ購入してよい身分ではないのだそうだ)、余った分は妻にでよろし!?ということだ。


もう皆さんお分かりのことと思いますが、私はマゾです。
ただ誤解して頂きたくないのは、妻の言う事に間違いはないのです!
きっと、、、。信じてますよ、、、。


次回からは本分をわきまえ、留学のテーマに戻りますよ!
ああ、斉藤和義の”男節”でも聞いて頑張ろう、、、。



7/06/2011

Dislike it, in Johns Hopkins & Baltimore

今回は前回の続編。

  1. Dangerous in JHH & Baltimore:危険なんです、、、。だってJHHの中でDr.が患者さんの家族に撃たれちゃうんですよ!JHHの周りは特にDangerousで、だいたい警察の黄色テープが張られています、、、。とはいっても、自分は危険な目には遭ったことはありません。家の中が一番Dangerousだったりして!?
  2. Winter in Baltimore:去年の夏にBaltimoreに来て、家族4人でとっても楽しかった分、冬は本当に嫌でした。寒いし、日は短いし、子供は外で遊べないし、朝は500amから駐車場の雪かきしないと仕事行けないし!学会で1月にSan Diegoに単身行ったとき、 「ここには妻は連れてこれない!もし一緒に来ていたら、Baltimoreには絶対におとなしく帰ってくれない!」偉大なる尾本先生は言いました。「夏に遊んで、冬は勉強!!」なるほど、それ正解!!
  3. Service & Hospitality:USには日本の様なサービスはありません!Dr. Cameronは「もしこの世に天国があるとしたら、それは日本のホテルだ」とまじめに言っていました。最初は何のことか分かりませんでしたが、Now I fully agree!日本のサービスは本当に素晴らしい!!ただ、子供へのHospitalityはUSのほうが素晴らしい。美術館などの公共施設で子供が多少騒いでも、誰も気にしません。レストランでも必ずKids menuがあり、とっても子供に優しいです。
というわけで、次回こそはお待ちかね、「偉大なる妻の名言集」をお送りします!
多分、、、。

雪が降ると外に行きたくなる二人。

冬場にはダイエットのため、トレーシー何とかに勤しむ、偉大なる妻とその娘。


7/01/2011

Like it, in Johns Hopkins & Baltimore

今回は、Johns Hopkins Hospital (JHH)とBaltimoreの"Like it!"なところ。
  1. Professionalism in JHH:”USA News Best Hospital”で20年連続No.1 Hospitalに選ばれたJHH。Coffee shopのおじさんからProfessorまで、みんな胸のJHHのマークに誇りを感じて仕事をしているのを感じます。Cardiac Surgeryでも本当に多くの人が働いています。日本では聞いたこともない職種もあります。その中にInformation System Managerというのがあります。彼女はIT systemのmanagementから、Cardiac Surgeryに関わるPatient Record Databaseの作成と管理、そしてCardiac Surgery関連の論文のチェックまで行います。その知識は医者と十分議論できるほどです。彼女以外のSpecialistも、誇りと責任をもって仕事をしているのを感じます。誰かが偉いんではなくて、それぞれが偉い、というJHHがとっても”Like it!”なわけです。
  2. Luxury in JHH:何がLuxuryって、ConferenceやMeetingがとってもLuxuryなんです!というのも、ほとんどのMeetingでCoffee, Bagel, Sandwich and Fruitsが用意されます。こんなおしゃれなMeetingをLuxuryと呼ばずに何と呼ぶ!こういうの何かいいよねえ。
  3. Nature & Summer Weather in Baltimore:とにかく夏はほとんど湿気がありません。さらに5月の下旬からはApartmentのPoolがOpenし、子供と毎週末PoolをEnjoy!冬はDepressですが、We love beautiful summer!!
  4. NYC & Washington DC:北米の2大都市に気軽にAccessできるBaltimore。「じゃあ今度の週末はWashington DCでMonetでも観ようか!」「連休はNYCのBroadwayでSpiderman観ようか!」んん、なんて贅沢な。
ということで、USAのなかでもJHHとBaltimoreしか知らないので、他の施設や都市と比較出来ませんが、今はJHHとBaltimoreがとっても気に入っています。
次回は、”Dislike it ! in JHH & Baltimore”か、”偉大なる妻の名言集”をお送りします。お楽しみに!




6/27/2011

Cardiac Surgery Research Prize

各方面の方々より、更新の頻度が低い!とのお叱りをうけました。ほっといてよ!といいつつ嬉しいかぎりでございます。

というわけで、今回は先週末、われらがBaltimore Ravensの本拠地であるM&T Bank Stadiumで行われた、”Cardiac Surgery end of the year party”での出来事。これはCardiac Surgeryの2人のChief Residentを送別する会でもあり、家族も含め200人以上が集まり盛大に行われました。
Ravensファン歴1年のくせにかなり興奮して会場に入り、企画されていたStadium Tourで選手のLocker Roomに行けるのを今か今かと鼻息荒く待っていたときのこと。会場のDJの音楽が止まり、Cardiac Surgery Chief Prof.のDr. CameronがWelcome Speechを始めました。これが終わればいよいよStadium Tour!とおもったその時、Dr. CameronがMasaの名を呼んでいる声がする、、、。隣にいたGeorgeの顔を見ると、”Masa, congratulation!”と言っている!?
な、な、何と!数週間前に行われた"Cardiac Surgery Research Prize"のWinnerに選ばれました!!
ということで、1996年から続く歴史あるResearch Awardを受賞し、Johns Hopkins Cardiac Surgeryの歴史に日本人の名を刻み込んだのです!そして"Say something!"とDr. Cameronに言われ、「ありがとう!」堂々と震える声で、ちなみに足も震えながら、日本語で叫んでやりました!


その後のStadium Tourも満喫し、偉大なる妻に心から「1年間ありがとう!」と叫んだのでした。




Welcome SpeechをするDr. Cameron。この後、事件は起こった!


あこがれの#52 Ray LewisのLocker!

6/21/2011

留学する前に心配だったこと〜その2〜

USMLE; US medical licensing examinationのCS; clinical skillsというものがあります。要するにUS版OSCEです。
その為の予備校の講習会に参加した時、あるインド人から衝撃の事実を聞きました。「インドには10以上の公用語があるから、医学の教科書はすべて英語、もちろん授業も英語なんだ。」そりゃ英語上手だわ!


英語で苦労することは、留学前にある程度覚悟していましたが、実際には想像以上でした。特にOR/ICUでの英会話は、ほとんど意味不明でした。
そんなとき、偉大なる妻が言いました。「日本人同士で日本語で話したって、その人のことがよく分からない事があるでしょ。言葉が全てじゃないんじゃないの。」おっしゃる通りです!自分が如何に言葉に支配され、言葉で取り繕ったコミュニケーションをしていたことか!!
最近は、「上手に英語を話そう」ではなく、「下手な英語でしっかり伝えよう」と思えるようになってきました。


しかしやっぱり喋れるに越したことはない、、、。
英語が母国語として使用されていない44カ国・地域を対象にした英語力ランキングで、日本は14位だそうです(英語力が最も高かったのはノルウェーで、次いでオランダ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドとなった。アジア地域では、マレーシアが最も高い9位で、続いて香港(12位)、韓国(13位)、台湾(25位)、中国(29位)など)。
あんなに学校で英語を勉強しているのに、どうして?


インド人の話を聞いて思うことは、「日本は市民レベルではあんまり国際的ではないなあ」ということ。
ああ、字幕なしで映画が楽しめる日は来るのだろうか?

6/16/2011

留学する前に心配だったこと〜その1〜

先月、子供たち(男女の双子)がUSAで4歳の誕生日を迎えました!
Pre-Schoolのお友達、仲良しの日本人のお友達、そして日本から自分の両親が参加し、楽しい誕生日会が出来ました。


留学する前には、自分のこと以上に、子供たちが楽しく暮らせるか心配でした。
しかし、渡米後数週間で、息子のFavoriteはウルトラマンからSpiderman・Batmanになり、娘はプリキュアからPrencess Auroraになりました。そして最近では、でてくる単語の半分以上が英語です
どうしてあげるのがいいのか、最初は全くの手探りで、夫婦でいろいろ悩んだ時期もありましたが、最近では、息子は「親友」、娘は「恋人」、That's it!
子供を見ていて、案外保守的な自分に気付いたりして、本当に親になるのは大変ですね!
親父、お袋、愛してるよ!












6/10/2011

My Research Work

Blogへの反響が結構あり、正直嬉しい!
なるほど、こうやってみんなBlogを頑張って更新するんだなあ。
そして、DeskのPCについに日本語入力ソフトをインストール、、、。完全にT2(Takeo Tedoriya)の思うツボのような気がする、、、。
で、今回は自分のしている研究について。


BlogのTitleにもあるように、Operation Room; OR (手術室)でのMonitoringがお仕事です。
Cardiac Anesthesiaとの臨床研究で、Themaは"Cerebral Autoregulation during Cardiopulmonary Bypass"でございます!


仕事内容はともかく、ORへ自由に出入り出来るのが外科医の自分にとっては何よりも魅力です。世界的に有名なDr. CameronのValve Sparing Operationが見学し放題!
朝は530amに起床し、630amの患者入室前にMonitoringの準備をします。術中Monitoringが終わったら、たまにICUで術後患者さんのMonitoringをします。そしてDataの解析。1日1件から2件のMonitoringを行います。手術室の予定は女心より変わりやすく、その日の朝に1件目がCancelということもよくあることです。しかし何が一番大変って、OR/ICUでのEnglishが分からないことったら!やっと最近分からないことがストレスに感じなくなってきました。


もちろんResearchの内容も魅力的で、自分としてはとっても気に入っています。この1年のClinical Dataの解析結果が出て、いよいよ自分メインでの学会発表、論文投稿の準備が始まりました。心臓外科の一流雑誌にFirst Authorとして自分の名前が載るためなら、冬の500amからマイナス10度の駐車場で雪かきしますよ!目指せ”Circulation”!!

6/09/2011

訳あって、Blog始めました。

Johns Hopkinsへ来て、1年が経ち、訳あってBlogを始めることになりました。
このBlogを見て、心臓外科に、そして海外留学へすこしでも興味をもってもらえれば、と思います。
ちなみにBlogのtitleは「手取屋岳夫の手術室」を参考にしました。手取屋岳夫は手術室で手術していますが、Masaはまだ手術室にいるだけなのが一番の違いです、、、。


記念すべき第1回目のテーマは、「留学する意味」、について。
自分にとっての留学の意味は、
1)アメリカで家族で生活する。
2)Johns Hopkinsの空気が吸える。
3)アメリカを感じ、本当にいろいろ考える。
4)自分が大したことないことに気付く。


1)については、アメリカ人が家族との時間を大切にしているかはよく分かりませんが、自分はアメリカに来て、家族との時間がとっても増えて、本当に良かったと感じています。2)は単なる自己満足ですが、Johns Hopkinsの素晴らしさを直に感じることが出来たことは、人生の宝になると既に確信しています。この単純なアホのような思い込みが、Happyに過ごすコツかもしれません。
3)はいろいろあるので、次の機会に。
そして4)が一番の留学の意味かもしれません。まず、自分がMinorityとして扱われます。これ自体が初めてでした。そして、当たり前ですが、Englishしか通じません。周りのみんなはとってもEnglishが上手です。この2つの要素だけでどういうことになるかというと、「何だお前は?」という目で見られ、気の利いた冗談でも言ってとり繕って仲良くなろうにも、、、。そして感じる無力感。正直数ヶ月間はDepression。これって日本のEasy Lifeしか知らなければ、間違いなく感じることはないことでした。「自分の心の芯を揺さぶる経験ができて、ホントに良かったね!」と妻は言います。彼女は間違ったことは言わないので、これは真実でしょう。


ということで、論文書いて業績!も大切な留学の意味だと思いますが、それだけじゃ無いと思うよ、というお話でした。といいつつも、論文書いて業績も大事!!教授、ちゃんとSTS meetingにAbstract 2題 submitしましたよ!