6/21/2011

留学する前に心配だったこと〜その2〜

USMLE; US medical licensing examinationのCS; clinical skillsというものがあります。要するにUS版OSCEです。
その為の予備校の講習会に参加した時、あるインド人から衝撃の事実を聞きました。「インドには10以上の公用語があるから、医学の教科書はすべて英語、もちろん授業も英語なんだ。」そりゃ英語上手だわ!


英語で苦労することは、留学前にある程度覚悟していましたが、実際には想像以上でした。特にOR/ICUでの英会話は、ほとんど意味不明でした。
そんなとき、偉大なる妻が言いました。「日本人同士で日本語で話したって、その人のことがよく分からない事があるでしょ。言葉が全てじゃないんじゃないの。」おっしゃる通りです!自分が如何に言葉に支配され、言葉で取り繕ったコミュニケーションをしていたことか!!
最近は、「上手に英語を話そう」ではなく、「下手な英語でしっかり伝えよう」と思えるようになってきました。


しかしやっぱり喋れるに越したことはない、、、。
英語が母国語として使用されていない44カ国・地域を対象にした英語力ランキングで、日本は14位だそうです(英語力が最も高かったのはノルウェーで、次いでオランダ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドとなった。アジア地域では、マレーシアが最も高い9位で、続いて香港(12位)、韓国(13位)、台湾(25位)、中国(29位)など)。
あんなに学校で英語を勉強しているのに、どうして?


インド人の話を聞いて思うことは、「日本は市民レベルではあんまり国際的ではないなあ」ということ。
ああ、字幕なしで映画が楽しめる日は来るのだろうか?