Johns Hopkinsへ来て、1年が経ち、訳あってBlogを始めることになりました。
このBlogを見て、心臓外科に、そして海外留学へすこしでも興味をもってもらえれば、と思います。
ちなみにBlogのtitleは「手取屋岳夫の手術室」を参考にしました。手取屋岳夫は手術室で手術していますが、Masaはまだ手術室にいるだけなのが一番の違いです、、、。
記念すべき第1回目のテーマは、「留学する意味」、について。
自分にとっての留学の意味は、
1)アメリカで家族で生活する。
2)Johns Hopkinsの空気が吸える。
3)アメリカを感じ、本当にいろいろ考える。
4)自分が大したことないことに気付く。
1)については、アメリカ人が家族との時間を大切にしているかはよく分かりませんが、自分はアメリカに来て、家族との時間がとっても増えて、本当に良かったと感じています。2)は単なる自己満足ですが、Johns Hopkinsの素晴らしさを直に感じることが出来たことは、人生の宝になると既に確信しています。この単純なアホのような思い込みが、Happyに過ごすコツかもしれません。
3)はいろいろあるので、次の機会に。
そして4)が一番の留学の意味かもしれません。まず、自分がMinorityとして扱われます。これ自体が初めてでした。そして、当たり前ですが、Englishしか通じません。周りのみんなはとってもEnglishが上手です。この2つの要素だけでどういうことになるかというと、「何だお前は?」という目で見られ、気の利いた冗談でも言ってとり繕って仲良くなろうにも、、、。そして感じる無力感。正直数ヶ月間はDepression。これって日本のEasy Lifeしか知らなければ、間違いなく感じることはないことでした。「自分の心の芯を揺さぶる経験ができて、ホントに良かったね!」と妻は言います。彼女は間違ったことは言わないので、これは真実でしょう。
ということで、論文書いて業績!も大切な留学の意味だと思いますが、それだけじゃ無いと思うよ、というお話でした。といいつつも、論文書いて業績も大事!!教授、ちゃんとSTS meetingにAbstract 2題 submitしましたよ!