1/12/2014

Fellowship Research Grant

7月からTransplant Fellowshipを始めるにあたり、Grant(研究助成金)に応募してみることにしました。
動機は、純粋なものが1つと、不純なものが2つ。

純粋な動機は、何といっても、その魅力的な症例数です。
THIでのVAD(補助人工心臓)の植え込みの症例数は、年間100例以上。
この数のデータを日本で集めようと思ったら、いったい何年必要か、、、。
以前から温めていたVADのClinical Research Projectを始めるのに、絶好の機会ではありませんか!

不純な動機、1つは、”USでGrantを獲得した”という響きの良さです。
”Texasの侍"(勝手にそう呼んでいます)、Texas Children Hospitalの小児心臓外科医の安達先生もこのGrantを過去に獲っており、その甘美な響きの良さに応募を決意しました。

もう一つの不純な動機は、USに来てから発症した”貧乏”という持病です、、、。
Grantは勿論Researchの為のものですが、その幾らかは”Salary Support”に当てる事が出来ます。
このGrantが獲れて、この病気が少しでも良くなれば、、、。

とはいっても、申請の準備はそれなりに大変です、、、。
JHHで幾つかのGrant申請の手伝いをした事があるとはいえ、自分でやるのは初めてです。
まず綿密なResearch Planをたて、詳細かつ魅力的に”Project Description”を作成します。
そして、機材などの値段を調べて必要経費を計算し、"Budget"として予算案を作成します。
さらに、推薦状を書いてもらうために、いかに有意義で実現可能な計画かをProgram Directorに説明します。
最後に、持病が少しでも良くなりますように、と毎日お祈りします。

偉大なる妻は言いました。
”よく分からないけど、そのGrantとかいうのが獲れたら、犬飼おうか!”
どうかカワイイ犬が我が家に来ますように!?